「劇場版コードブルー」に学ぶ、人生の歩み方。"毒親"育ちの貴方へ。
観る前から、
なんとなく展開はわかるような気がするから…と、
劇場に観にいくのを遅らせてしまったのを、
後悔した。
なんで、もっと早く観なかったのだろう。
そして、この映画は、
絶対に、
金曜ロードショーで地上波放送したら、
話題になるだろうけれど、
絶対に絶対に、
劇場で観るべきだと思う。
何故ならば、
コードブルーは、
ドクターヘリの物語だから。
ヘリの、振動や、エンジン音を、
感じられるのはきっと、
劇場を置いて他にない。
劇場版だからか、
色々なエピソードが、
ぎゅっと詰まっている感じがあって、
少し慌ただしさもある気はしたけれど、
私は、この映画は、
コードブルーのドラマ、
一期と二期が好きな人。
そして、
コミュニケーションに悩む人と、
永遠の別れを経験したことがある人、
なにより、
いわゆる「毒親」育ちの方へ、
送りたい。
私自身が、典型的な毒親育ちで、
支配されて育ち、
言うことを聞かなければ殴られ、
思い通りに生かされそうになることに恐怖し、
18歳で家を出た。
昼間働きながら、
夜間の専門学校へ通い、
どうにか自活していける道を選び、
今では、
片親とは、完全に連絡を絶っている。
罪悪感がないと言ったら嘘になる、
けれど、
私が踏みにじられるか、
親が変わるかしか道はなく。
何を言っても、どんな結果を出しても、
決して私が、
一個人として認められることはなく。
相手が変わらないと、わかったから。
物理的、精神的に、
距離を置くしかなかったから。
後悔はない。
そうしなければ、
生きていけなかったから。
けれど、
家族だからと言う言葉を持ち出されると、
息が苦しくなる時が、ある。
仲の良い、家族を持った人には、
決して理解されない、
人間は、経験したことがないことは、
想像するしかできないのだと、
絶望する時がある。
その絶望感を知っている人には、
届いて欲しいと思う。
自分を守るための選択肢が、
逃げになることなんか、ないんだ。
命を救っている人に、
そう言ってもらえることの、心強さ。
失敗すれば患者さんが死ぬ、
何もしなくても、死んでしまう。
だから、どんなに自信がなかろうが、
経験がなかろうが、
全力で向き合うしかないんだ。
全身全霊で。
そうやって闘っている人の言葉だからこそ、
届くものが、ある。
私も、誰かの救いになれるように、
生きていきたいと、思うんだ。
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