「魔法少女まどか☆マギカ」に学ぶ、自分の存在意義(レーゾンデートル)
大切な友人に、勧められて、
観て、言葉で、残したくなった。
例によって、ネタバレにはならないよう、
言葉を残しておく。
アニメは、全12話。
作中を通じて、
私が一番衝撃的だった台詞は、
「君たちの世界では、成長段階の女子を、
少女と言うんだろう?なら…」
という一言。
「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
という、白い猫のようなキャラ、
キュウべえの台詞は、アニメを観たことすらない私でも知っていた。
作中では、キュウべえと契約し、
魔法少女になるのは、5人の少女達。
家族に愛されて育った、まどか。
まどかの友達である、さやか。
まどか、さやかの一学年上の先輩である、マミ。
徹頭徹尾自分のために力を使う、
と宣言して憚らない、京子。
そして、孤高の転校生、ほむら。
魔法少女は、みな、素質がある、と選ばれた、
キュウべえに契約を持ちかけられる。
魔女を退治し続ける代わりに、なんでも一つ、願いを叶えるという、契約。
言い換えれば、
たった一つの願いと引き換えに、一生、命懸けで戦い続けなければならない、という契約。
同じ魔法少女以外には、決して気づかれない、孤独な戦い。
戦いで命を落としても、誰にも、気づかれない。
同じ、魔法少女、以外には。
1人は、その孤独に耐えられず、孤独を乗り越えたと喜んだ瞬間、
1人は、自分の好きな人のために願いを使い、その人に人間として触れられない身体となってしまったこと、背負ったものの重さに潰れ、
1人は、自分の有り様に悩み、他の魔法少女に影響を受けた結果、
可愛らしい作画やキャラを、
裏切る、に近いストーリー。
限りなく続く因果の輪。人間の業。
何でも一つ、奇跡を起こす代わりに、
あなたは、
魔法少女に、
なりますか。